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【FXは、危険? FXは投資か?ビジネスか?ギャンブルか?】
こんにちは!カミィです。
今回はちょっと趣向を変えて、ビジネス以外の投資関係の話をしてみたいと思います。
先日、ある若者から以下のような相談を受けたんです。
青年 「カミィさん、僕いまサラリーマンなんですけど、収入が少ないので帰宅して夜の時間を利用して何か副業でもうちょっと儲けたいなと思っているんですよねぇ~
ちなみにFXとか、一年で数千万儲かったなんてよく聞くのでやってみようかと思うんですけど、逆に一気に飛ばして破産したなんて話も聞くので危険なイメージもあるのですが、ぶっちゃけFXって僕がやっても儲かりますか?それとも危険ですかね?」
まあこんな相談だったので、僕の経験上、こういう青年はFXに限らず、ビジネスをやっても投資をやってもちょっと危険な感じがしちゃったので、
「う~ん、本当に儲けたかったら確実に時給の出るバイトをやるか、ビジネスの学びを本気でやったほうがいいんじゃない?」って言っておきました。(笑)
まあ、そんなことがあったので、今回はあらためてFXは実際副業として儲かるものなのか?
それとも危険なのか?を考えてみようと思いました。
FXって本当に儲かるの?FXが危険だと言われる理由
このサイトでもお馴染みの、僕の社長フレンズのマーシンは、リアルビジネスでは手堅い会社の社長なんですが、実はプロのFXトレーダーという裏の顔を持つ男なんですね。
いわゆる隠れプロトレーダーなわけです。
昔でいうと秘密結社か隠れキリシタンみたいなものです。(笑)
なぜ?隠れなのか?というと、まだまだ日本では
「仕事はFXで儲けてます」
とかいうと、ちょっと怪しいとか、一歩引かれてしまうイメージがあるんですね。
あとはよく知らない人からは親切心で
「そんなギャンブルみたいなことはやめといた方がいいよ」
みたいなアドバイスをされてしまうんです。
なのでマーシン曰く、
「FXやっていることを人に話すと、いろいろ偏見の目で見られたり、別に危なくないよとかいちいち説明するのめんどくさいこともあるし、逆に教えてくれ~~って変な人が寄ってくるのも嫌なんで、黙って静かに超絶儲けることにしているんだよね~」
ということらしいんです。
とまあそんなことなんで、普段はあまり表だって語られることのないプロの視点からみたFXトレードについて、今回は特別にインタビューに答えてくれることになりました。
早速、いろいろFXに関して聞いてみたいと思います。
では、マーシンよろしくお願いしますねー!
OKです~!
普段は、裏稼業としてやっている私だけど、今日はちょっと陽のあたるところで話ができるので気分がいいね。(笑)
じゃあ、早速いきましょうか。
じゃあ、まずは冒頭の青年のように、今の収入ではちょっと物足らないという人は世の中たくさんいると思うんだよね。
そういう人が副業として、株やFXなどの投資をやるという選択肢はあると思うんだけど、実際副業としてやるにあたり、危険ではないのか?どうなのか?についてだけど、ぶっちゃけ実際どうなの?
じゃあ、順を追って説明していくよ。
私も経験あることなんだけど、比較的ご年配の方なんかに「FXをやって儲けています」と言う話をすると「危ないからほどほどなところでやめておきなさい」と言う風に言われることが多いんじゃないかと思うんだけど、これは中高年以上の方々が「バブルの崩壊」を経験していたり、銀行の破綻や会社倒産を見てきたり、実際に「投資話に騙された話」などを見たり、聞いたり、経験したりしていることが多いからじゃないかなと思うんだよね。
FXの危険性を訴える人のほとんどは、実はFXに関する基本的な知識とかも無く、自分でしっかり学んだこともなく、為替取引であるFXと株取引とを全く同じ投資であるかのように考えており、リスクもまた同等だと思いこんでしまっている方々が多いんですよ。
しかし実は、FXのリスクと株のリスクは全く違うものだったりするんだよね。
へぇー。そうなんだ。
投資というと、なんとなく一括りに考えちゃうから、儲かるのもいっしょ、リスクもいっしょって思いがちだけど株とFXではリスクが違うんだね。
投資といえば株とFX!リスクの違いについて理解しておこう!
そうそう。
例えばね、株取引の場合だと企業の業績が好転していきそうな「会社」を探し出して株を買うよね。
もし予想が外れてリーマンショックみたいな世界同時金融危機が起こったりして、株を購入した会社が潰れてしまった場合があったとしたら買っていた株の価値はどうなるか?
答えは、100万円分の株だろうと、1千万円、1億円の株であったとしても、その会社が潰れてしまえば株は紙切れ同然になっちゃうんだよね。
でもね、FXの場合は取引対象は「通貨」なんで、通貨は株とは違い会社では無く国が発行しているため、人類が経験したことの無い危機や国家存亡を揺るがすような事件が起こらない限りは完全にゼロにはなりません。
この投資後に投資資産がゼロになるリスクがあるかどうか?と言う違いについて、一見大きな違いは無いように思われますが、実は投資にとっては非常に重要な違いがあるんだよね。
例えば、企業株の場合には会社が倒産してしまうと投資資産はゼロ円になって終わりなんだけど、為替の場合にはたとえ100万円が100円の価値にまで落ちてしまったとしても、国が存続する限りは決してゼロにならないから将来的には価値が元に戻る可能性もあるし、投資資産が増える可能性まで残されているともいえちゃうんだよ。
こうした違いがあるため、FXの場合にはどんなに相場が荒れた時であったとしても、最終的には必ず何処かの段階で値段の下げ止まりが起こり、相場が反発するようになっているんですよ。
つまりFXと株では同等の危険性があるという風に考えるのは大きな間違いであると、まずは認識する必要があるよね。
なるほどねー。
まあ、言われてみると企業と国家じゃ安定感が違うもんね。
しかもアメリカのドルや日本の円、ユーロやポンドなどの主要国家の為替の取引なら、それこそある日突然国家が破綻しちゃいましたなんて起こりにくいよね。
でもさ、株よりは安全な気もしてきたけど、どうしてFXは危険なイメージがあるんだろうね。
たまに大損して自殺したなんて話も聞くよね。
そういう人はどうしてそうなっちゃうってことなの?
いい質問だね。
実は、FXは本質的には非常に効率がよく安全な投資商品なんだけど、効率がいいだけに実はそこにリスクも存在しているんですよ。
FXは株と比べるとリスクが低いと言う風に説明したけど、レバレッジをかけた証拠金取引をすることによって、FXの危険性は株式取引の時と同様かそれ以上に跳ね上がることになっちゃいます。
レバレッジとは簡単に説明すると、少額の資金を担保に多額の資金を借りて為替の売買を可能にする仕組みで、日本国内のFX会社では最大投資資金の25倍までの取引が可能となっています。
海外口座では、200倍とか500倍以上のレバレッジをかけられる会社もあるんですよ。
レバレッジの意味がわからない人はグーグルで調べてみてね。
このレバレッジ制度は少額の投資金でも多額の取引を可能にできるので、トレーダーの相場観やシナリオがマーケットに合った時の儲かり方は凄まじく、資産数十万円からスタートしたトレードが、僅か数カ月後には数億円まで膨れ上がっていたなんていう実例も沢山あります。
みんなこういう話を聞いて「おお、すげえー!」と思ってテンション高めで参入してくるんだよね。
しかしながら、高いレバレッジは資産を何倍にもする破壊力があるからこそ、思惑が外れた場合における資産を失う早さも尋常なものでは無く、1度の取引により数億円の資金をゼロしてしまうことも実際にあったりするんだよ。
2016年6月のイギリスのユーロ離脱の国民投票の日なんて、一日で恐ろしいほどポンドが下落したけど、私の知っているトレーダーは一日で100万円が億まで化けた人もいるけど、おそらく世界には逆に1日で破産に追い込まれた人もいるかもしれないわけですよ。
そういった意味で言うと、FXは誰でも少額でスタートできる投資で、儲かったときはハンパないけど、失うスピードも下手すると早いよということなんです。
FXは通常レバレッジを掛けずに取引を行うと(レバレッジ1の状態)、資産に対するリスクは銀行での外貨預金と同等のものになり、源泉徴収や銀行と比較したFX会社が取る手数料の安さを考えると、銀行よりも圧倒的にリスクは低くなります。
その一方では、高いレバレッジでの取引を継続して行うようになってしまうと、投資資産に対するリスクは鰻登りになってしまい、FXが非常に危険な存在になってしまうこともあるってことなんですよ。
う~ん、FXが株よりはリスクがないことはなんとなくわかったけど、逆にレバレッジのかけ方によっては一日で全財産がすっとぶこともあることを考えると、結局危険な感じがしちゃうんだけど、やっぱり素人がやるべきじゃないってことかな?
でも数十万が1年くらいで億超えすることもあるなんて聞くと、チャレンジしてみたい気もするよなぁ。
じゃあ、マーシンはどうやって安定的に儲けることができてるの?
FXは危険? 結論:FXは儲かりすぎて危険です(笑)
非常にいい質問です。(笑)
やっと本題に入りますよ。
散々、安心だの危険だの言いましたけど(笑)
結論をいうと、
「FXは儲かりすぎるのでマインドセットがないと危険です」ってことかな。
よく聞く話だけど、普通の人がある日突然宝くじで数億円当たったら、金銭感覚が狂っちゃって、豪遊をはじめて結局全部使い果たして、当たる前より資産が減っちゃったとか、破産しちゃったとか、家族がバラバラになってしまった…みたいな話。
これに似てるんだけど、FXって上がるか下がるかの2つに1つで当たるんで、方向がはまった時ってプロじゃなくてもズブの素人でも超絶儲かっちゃうんだよね。
そうなるとどうなるかっていうと、人間って調子に乗って慢心するよね。(笑)
「ああ、これでオレは1年で億万長者だー!」なんて錯覚しちゃうんですよ。
私も経験してるから痛いほどわかるんだけど、どんな人でも必ず一度はそういう気持ちになります。
すると、どんどん高いレバレッジでばんばん取引しちゃうので、逆に方向がちょっと間違うだけであっという間に資金を溶かしちゃうんですよ。
まあ例えていうとね。
教習所に通い始めた素人ドライバーがアクセルを踏んでフェラーリを5メートル前進させることができたとしましょうか。
それで調子に乗って、
「オレってレーサー並に運転上手いんじゃね?」
って思い込んで、アクセル全開にしたらハンドル取られてパニクって判断狂って壁に激突してやっと止まったみたいな話ですよ。
FXに参入する人は多いけど、9割の人が負け組になったり、退場するのはこういう原理でなるわけです。
ではどうすれば勝ち組になれるのか?
危険を回避して継続的に儲けることができるのか?
これを説明しますね。
FXで稼ごうと思うな。FXは資産を増やすものと心得よ
ここでトレーダーなら誰でも知っているバルサラの破産確率について説明しますよ。
ナウザー・バルサラっていう数学者が考案したもので、破産確率はトレードを繰り返していて資金が底をつく確率になります。
上の表をみてもらいたいんだけど横の欄が勝率になっているよね。
これはその人が使う手法を使っていると100回トレードしていったい何回勝って何回負けるの?っていうことね。
縦の損益率っていうのは、1っていうのが例えば1回のトレードで買ったら1万円儲かって負けたとしたら1万円負けるというルールを採用してますよっていう意味。
だから2っていうと、勝ったら2万円、負けたら1万円。
3だと、勝ったら3万円、負けたら1万円のルールってことです。
例えばね、損益率1の欄をみてください。
右横に進んで0になっている欄があるよね。
その0の欄を上に進んで勝率をみると70%になっていますね。
これは何を意味しているかというと、損益率が1のルールで勝率70%以上をだせる手法をやっている限り資金が破産する確率は0%つまり絶対破産しませんよという意味です。
では損益率1で勝率60%だとどうなるか?
7.4%の破産確率になるわけです。
これはどういう意味かというと、一回のトレードで7.4%のリスクを取り続けている限り、必ず破産しますよっていう意味。
だから自分の勝率が60%の手法で一度の取引で損益率が1だとしたら、一回の取引で損が出た時の金額を全資金の3%とか2%に設定しておけば、まあまあ安心して取引していけるってことなんです。
あとは破産率100%の欄があるよね。
これはそれに該当する勝率で損益率のやり方をやっている限り世界のどこにいようとあなたは破産しますよということなんです。
こういうのをみると運とか不運とかいう問題じゃなく、当たるとか外れるっていう問題でもなく、しっかり計算に基づいたやり方やルールをもってやっている人からしてみたら非常に堅実に資産を増やしていける可能性を秘めた投資であるともいえると思うんですよ。
だってね、100万円の資金を持った人が一回のトレードで2%のリスクを追うトレードをしていったとするよね。
1日一回トレードして勝率が60%だとしましょうか。
1ヶ月20日トレードしたとすると勝ったり負けたりを繰り返しながら12日勝って8日負けたとします。
損益率は1です。
すると1ヶ月で(2万円×12日)-(2万円×8日)=8万円となります。
今、世の中の銀行や投資信託で100万円が1ヶ月で8万増える商品ありますか?ってことですよ。
1%だっていいですよ。
4万円増えちゃうんですよ。
こんな利率のところなんて今ないでしょ?
これは資産運用の方法と考えるとすごいことなんですよ。
だけど多くの人はFXで「稼ごう」と考えてしまって、これで稼いで仕事辞めようとか、一年で一億稼ぎたいとか思うから狂っていっちゃうんですよ。
だからまずは自分の資産を銀行より増やしてくれるものと考えてみる。
さらに、当然しっかり勉強はしなきゃダメですよ。
だって、やったことない業界でアルバイトを始めるとしたって、いろいろ知らなきゃいけない知識とか仕事を覚えるのに時間かかるわけだから。
ましてや年間数千万稼ぎたいなんて考えてる人だったら、それこそ数千万稼いでいるビジネスマン並に努力してみたか? それを考えてみるといいですよね。
特にトレードの世界は、なんの準備もなしに参入したら、当然ボコボコにやられるのは当然です。
喧嘩でちょっと強いとイキがっているヤツが、プロの格闘家やボクサーに挑んだらどうなるか?ってことですよ。
負け組になってマーケットから強制退場していく人の特徴はいくつかのパターンがあります。
1、努力せずに簡単らくらく稼ぎたい人
2、技術を習得するのにかかる時間と労力を待てず諦めちゃう人
3、損を出してしまいショックで怖くなっちゃう人
こんな感じです。
これの逆のマインドを持てる人ならFXで勝ち組になれる可能性があります。
1、必要な知識や技術をしっかり学ぶ意欲がある人
2、プロになるにはそりゃあ時間もかかるよね~と腹をくくっている人
3、FXというのは損を許容しながら資産を増やすものだとわかっている人
こういうマインドを持って取り組んでいくことが大事でしょうね。
結論から言うとFXは、しっかり腹をくくって勉強し、リスク管理をしっかりしながら自分の大事な資産を運用するんだと思って取り組むところからはじめることで、危険どころか、他にない利回りのよい金融商品になりうるということです。
まずはアルバイトで時給1000円稼ぐよりもお得だなと思える水準を目標に勉強しはじめることをオススメしますね。
うーん、なるほどー!
言われてみると日利1%とか2%ってすごいことだよね。
そう考えると、世の中のFX教材とかスクールは、煽りすぎなところもあるよね。
堅実に月利5%でも10%でもだせるだけで長い目でみたらとんでもないスキルってことになるね。
だから簡単に大きな金額が稼げると考えるよりは、ビジネスとして副業として堅実にお金を増やす技術を習得するんだと思って取り組んでいけば強力な武器になりそうだね。
まあ車の運転だって、しっかりルールを守れば安全で快適で効率よく移動できる手段になるけど、ちょっと気を抜けば事故で死ぬこともあれば人様の命を奪うことだってあるくらい危険なものだもんね。
だから世の中のことは、陰陽の関係のように、よき恩恵を受けるにはそれ相応のリスクが伴うというコインの裏表のようなところがあると思っておけばいいかもね。
まあ、リアルビジネスだってラーメン屋始めようと思って1千万かけて店舗をかまえて始めたけど、閑古鳥が鳴いて売上げがあがらなかったら数ヶ月で潰れることだってあるしね。
そう考えるとFX以外のことの方がむしろリスキーなものがゴロゴロあるよね。
今日は皆さん、FXの話を通して物事の本質をまず知り、しっかり安全を確保しながら実行することでちゃんと恩恵というものは得られるものだということを学べたんではないでしょうか。
では、また今度具体的な稼ぎ方についても機会があればマーシンにインタビューしてみたいと思います。
今日は、ありがとうございました!
まとめ
・株は、企業が破綻したら紙切れになるがFXはゼロになることはない
・FXは、適正なレバレッジと資金管理で運用することで危険でなくなる
・FXで一攫千金を狙うのではなく、銀行よりも利率がいい金融商品だと思って取り組む
・どんなビジネスでも投資でも、「勝率」と「リスクリワード」を考えて行うことが重要
こんにちは。
FXはレバレッジが効くこともあり、たしかに銀行よりもお金を預ける価値がありますね。
リスクをコントロールできるなら、みんなに参加してもらいたい投資先です。
あとはトレードルールを守れるかですね…。
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